先日、管理組合の理事を務められている区分所有者のオーナー様から、「エレベーターの養生が汚く、住民の方が躓いて転んでしまわないか心配でして」とご相談をいただく機会がありました。
見に伺うと、床面にたわみの生じたブルーシートが張られており、確かに行き交う住人の方々の安全面や見た目の観点からも、不安を感じさせる状態でした。
その工事自体は弊社のものではありませんでしたが、その言葉に思わずハッとさせられました。これまで共用部の養生といえば、職人さん方へ一任してしまっていた部分もあり、「自分自身の現場での配慮はどうだっただろうか」と深く身につまされる思いがしたのです。
折しも直後、別の原状回復工事のご依頼をいただいたため、今回は私自らが現場に立ち、エレベーターの養生作業を行いました。
住人の方が足をとられないよう、床面には滑りにくく段差の出ない専用シートをぴっちりと隙間なく敷き込み、壁面や足元もピンクの養生テープで丁寧に角を保護。車椅子や手すりを利用される方にも配慮し、見た目にも美しく、何より誰もが安心して乗降できる空間へと整えました。
「養生はただ建物を保護するだけでなく、そこを行き交う人々への安全と配慮そのものである」という大切な視点を、オーナー様のお言葉から再確認させていただきました。
現場の細部ひとつにまで心を配り、関わる皆様に心から安心していただける仕事を、これからも丁寧に積み重ねてまいりたいと思います。